目線を泳がしてると、「なぁ……」と問いかけられる。
「オレもさ………ちょっとはお前に近づけてんのかな?」
優しく、だけど切ない声。
至近距離で目が合って、顔がますます赤くなる。
「オレ等中庭で話した日から1ヶ月も経ってないけど、ちょっと位は心許してくれたか……?連香」
千梨が話す度、お互いの前髪が揺れ動く。
私はあっちこっちに向けていた視線を千梨と合わす事だけで精一杯だったけど、コクンと頷いた。
最初はなんてヤツだ思ってた、1年生一のモテモテ男子。
中庭で会った日から1週間も経たずに、告白された。
「オレもさ………ちょっとはお前に近づけてんのかな?」
優しく、だけど切ない声。
至近距離で目が合って、顔がますます赤くなる。
「オレ等中庭で話した日から1ヶ月も経ってないけど、ちょっと位は心許してくれたか……?連香」
千梨が話す度、お互いの前髪が揺れ動く。
私はあっちこっちに向けていた視線を千梨と合わす事だけで精一杯だったけど、コクンと頷いた。
最初はなんてヤツだ思ってた、1年生一のモテモテ男子。
中庭で会った日から1週間も経たずに、告白された。



