「お腹いっぱいになったね。どうする?お腹落ち着くまで座ってる?」


連香が腕時計を見ながらオレに聞いた。


「今何時だ?」


「1時ちょっと過ぎ」


遊園地に来たのが、10時だったから………もう3時間遊んでるのか。


好きな子と一緒にいると、時が流れるのが早く感じる。


今までこんな事無かったから、いいな……こういうの。


「連香は何か乗りたいもの無いのか?」


連香の柔らかいホッペをプニプニと押す。


ベチベチ叩かれたが、痛くなかった。


「私はいいよ。千梨は何か乗りたいの無いの?」


ウ~~~ン……