「まあまあ連香。私達本当に連香はカワイイ思ってんだから、許してやってよ」


みやびに左右に頭を撫でられる。


ムゥ……私、頭ナデナデに弱いんだよね。


しょうがない…か。


「分かった。許す」


私が言うと、太陽は心からホッとした様な表情になった。


「助かった……お前、成績で人脅すのやめろよ」


「美少女じゃない人に美少女言ってからかうから、いけないんでしょう!!」


「「…………完璧な美少女だから」」


2人が何か呟いた瞬間、チャイムが鳴った。


担任の先生が来て、いつもと変わらないHRが始まる。