マイルド・ガールとワイルド・ボーイ2

口がかなり悪いセリフを大声で叫ぶと、気持ちがスッキリ。


「あーーー楽になった!よし、教室行こう!!」


私は笑顔で、1―Bの教室に行こうと、一歩踏み出した。


………が、使われてないハズの第1理科室の扉が、ガラッと開いて――――…


「キャアアアアア!?」


腕を引っ張られ、理科室に連れ込まれた。


バンッ!と、乱暴に扉を閉める音が聞こえる。


「だ、誰!?」


急いで犯人の方に目線を向ける私。


誰が理科室に連れ込んだのか分かった途端、血の気が引いた。


「随分な事言ってくれるねぇ……?連香ちゃん」