マイルド・ガールとワイルド・ボーイ2

「お姉ちゃん、せめて“友達”としてよろしくってヤツ、やってみたら?最初から白黒つけなくてもいいと思うな私」


紀右の意見に、全員が頷く。


「“好きと思えない”ってだけで、キレイに切っちゃう事無いよ、連香お姉ちゃん。長い時間をかけてその人の事知るのも悪くないって」


蜜柑が顔の横で手を振りながら言う。


また私と蜜柑以外の5人が、コクンと頷いた。


皆、息ピッタリだね……さすがだわ。


「だけどそれじゃ今までフッた人に、顔向け出来ないよーーー…どうしよう……」


結局いい結論は出ないまま、会議(?)は終了した。