マイルド・ガールとワイルド・ボーイ2

俯きながら答えたから、長い髪の毛が私の視界を遮った。


嫌いでは無いけど、男の子として好きなのでは無い。


コレが私の正直な気持ちだ。


「なら話は早い!沖津君の事恋愛対象として見れないなら、断るしかないわね!!」


みやびは飲み干したジュースの空き缶を、グシャッと握り潰した。


弟2人がドン引きしている。


断る………つまり千梨の事を“フる”、それが正しい道なのか………


「えーーー?でも沖津さんは連香お姉ちゃんに、“つき合ってくれ”言ったワケじゃないんでしょーー?」


蜜柑……!痛い所突っつかないで!!