マイルド・ガールとワイルド・ボーイ2

「すみません、分からないです………」


「あーーいいよ!しょうがないって!!」


小川君は俯いて謝る私に笑いかけてくれ、ホッとした。


良かった、怒られなかったよ………


「で、話って言うのは、オレ入学してからずっと幹居の事カワイイなって思ってたんだ」


ええ!?こんな平々凡々とした私の事をカワイイ!?


信じられなくって疑いの眼差しを向けてしまったが、我にかえって元に戻した。


何やってんの私!!ダメでしょうっ!!


「だからその………オレ、幹居が好きなんだ。良かったらつき合って貰いたいんだけど……」