「ちがうもん…ママのせいじゃない!パパがキライだから!!」


「ボクもパパ、キライ…」


ボクに続き、黙っておとなしく食べていた魁も口を開く。



「…ママはパパがスキよ♪パパとママが結婚しなかったら、岳と魁だって…生まれてなかったのよ~。それだけはわすれないで」



「「・・・」」



パパとママがけっこんしなきゃ・・・


ボクと魁はいなかったってコト?


「そんなのはウソだ!しんじない!!」



「あのなあ~」

目の前に座るパパはボクを呆れたように見つめていた。



「ママのいじわる!!」



ボクはダイスキなミートスパゲティを残して、部屋に篭る。