「ママ!!!おしっこ!!!」



ノックなしに開く扉。


廊下の明かりが、フローリングの床に小さな人影を落とす。



私の身体に触れていた捺の手が離れた。
私も慌てて、声を押し殺す。



「岳…おしっこ?」
自分でも驚くくらい心の切り替えが早い。



「パパ…ママになにしてんの??ママ…ないていたけど・・・」



「え、あ…ははっ」

捺は慌てて、身体を起こして、誤魔化し笑い。


お互い…一糸纏わぬ裸。



子供に見られてはいけないシーンを見られてしまった…