「子供も寝たし…今夜は久しぶりに…二人で…」



捺は急に声のトーンを下げて、耳元で囁きかけて来る。



家族4人なって4年…。

二人で過ごす甘い時間は減った。


日々二人の育児と家事に追われる日々。


捺と過ごす時が唯一、全てから解放されて、1人の女性として戻るコトが許される。



「愛してる…」


捺は私の耳朶を甘噛みして、甘い言葉を囁く。


捺は激しく私を求めた。



薄明かりの寝室の静寂を壊す、私の嬌声。