「大丈夫か?」



「小林先生、何回も言わなくても大丈夫ですよ!」



朝、日高先生に代わり、学校まで連れて来て小林先生。

断っても、車に乗せられてしまった。

後部座席のドアをチャイルドロックを掛けとくなんて。

酷いけど、優しさに凄く感謝してる。

命の恩人でもあるし。

エリックや先生たちが居なかったら、私は、軽い脳震盪や打撲だけでは、済まなかった。



「サッコ…」



「おはよう…エリック」



駐車場から、小林先生と歩いてると、エリックが現れた。

…どうしよう…。

昨日、抱き締められてた事を思い出した。

顔が赤くなってなければ良いけど…。