「サッコ…サッコ…!」



衝撃が強く、男4人でも布団を手から離してしまった。

腰や足を強く打ち付けたサッコは、呼吸はしてるものの、反応を示さない。



「救急車と、あいつを保護するように頼め」



「わかったぁ…」



聖美は半泣きで、職員室へと走って行く。

俺は必死にサッコを呼びながら、胸に引き寄せ、抱き締めた。



「ごめんな…っ」



俺が悪かったんだ。

サッコは何も悪くないのに、怖い思いをさせてしまった。

起きたら、痛い思いをする。

罪悪感が、俺を支配し始めて来た。