今はどうでも良い事にムカつきながら、1階へと降りた。

中庭を通って、別校舎へ行こうとしたその頃。



「あれッ!!;;」



聖美が指差した先を見上げると、そこにはいつ落ちてもおかしくないサッコ。

秋葉も見えた。



「職員室で何か借りて来るから待ってろ!」



将希が職員室へと走り出す。



「「「『咲恵子(サッコ)――ッ!!』」」」



だけど、間に合いそうもない。

俺は下敷きになって死ぬ覚悟を持ち、落ちて来るサッコの真下で待機。



「危ないから止めとけ!」



だけど、保健室で布団を借りた将希が、小林と戻って来た為、俺は夢中で布団を広げた。