LAST LOVE〜命を懸けた42.195km〜【完】

俺を不良の道へと進ませた、張本人。

中学の時、殴り合いの喧嘩に巻き込まれ、女だとわかりながらも、ぶっ飛ばしたのがきっかけ。

“私の味方になれ”と言われて、更に殴ったが、気付けば仲間。

風馬と知り合った。



「エリック…秋葉は?」



「知らねぇよ」



「いくら元カノでも、ちゃんと見張りしとけよボケ」



「…あ?」



マジで、口調もおかしいだろ。

イライラしつつ、目を離したら、危険な予感もする。

…女々しいな。

この時までは、そう思ってた。



「……ついー!……夏井ー!!」



「「どっち(だよ)?」」



隣のクラスの、保田ーヤスダーに呼ばれるまでは。