LAST LOVE〜命を懸けた42.195km〜【完】

「ぶざけんなよ――ッ゛!!」



返す言葉がなくなったのか、胸倉を掴んで来た。

「ハッ――…」と、心臓が驚きで跳ね、呼吸を荒らす私に、睨みは尚も向けられる。



「病気がなにっ?!どうせエリックの気を引く為の仮病でしょ!!」



「は……はぁ……ッ」



何も知らない人に、言われたくない。



「そんなに苦しいの?私が怖い?
だったらいっそ、死ねば良いじゃない…っ!」



「は、あ…!!」



フェンスの低い、古いこの校舎の屋上で、私は突き落とされそうになった。

しかし、何とか腰位までしかないフェンスを掴み、阻止を図る。