LAST LOVE〜命を懸けた42.195km〜【完】

「ちょっと!これは傑作かも!」



「へ?」



休戦となってる最中、聖美が私のスカートを短くする為に巻き、カーディガンの上に、制服のジャケットを羽織らされた。

カーディガンとジャケットのボタンが全開で、私的にはダラシナイ。

しかし、眼鏡を外され、前髪をボンボンの付いたヘアゴムでアップにされる。



「清純なギャルだよっ!!」



「ギャルに“清純”があるのか?」



「西ヶ谷には、この可愛さがわからないのぉ?」



「ルーズソックスかニーハイ穿かせろよ」



西ヶ谷には、奈緒香からの拳骨がお見舞いされた。