聞き覚えのある名前に、首を傾げた。
日高先生は“夏井君”と言ったけど、私が知るエリックは、清木場ーキヨキバー惠李久。
最後の手紙だって、清木場だったし、同じ名前なのかも知れない。
「私、夏井聖美ーサトミーって云うの!
良かったら、メアド交換しよ?」
「…“夏井”?さっき、先生が言ってた人と双子?」
「私のパパが、エリックのお母さんと再婚しただけ!双子じゃないよぉ」
さっき、日高さんに返事をしてた私の前の席である、夏井聖美。
これが、私に新しい親友が出来た瞬間だった。
―――エリック、貴方には何があったんですか…?
日高先生は“夏井君”と言ったけど、私が知るエリックは、清木場ーキヨキバー惠李久。
最後の手紙だって、清木場だったし、同じ名前なのかも知れない。
「私、夏井聖美ーサトミーって云うの!
良かったら、メアド交換しよ?」
「…“夏井”?さっき、先生が言ってた人と双子?」
「私のパパが、エリックのお母さんと再婚しただけ!双子じゃないよぉ」
さっき、日高さんに返事をしてた私の前の席である、夏井聖美。
これが、私に新しい親友が出来た瞬間だった。
―――エリック、貴方には何があったんですか…?


