部屋に着き、エリック用に、コーヒーを用意して貰った。



「広いな」



「うん…」



ワンルームながら、広さは30畳もある。

ソファーに対面で座ると、何度か目が合う。

呼吸が早くなってるのを感じながら、冷たいお水を飲む。



「これ飲んだら帰るし、寝ろよ」



「気にしないで?ちゃんと見送るから」



それに、エリックが居たら寝れない。

恥ずかしくて落ち着かない。

もう、昔の2人ではないから。

同じベッドで寝た事があるなんて、夢に近い話。



「明日、熱が下がっても休め」



「…何で?」



俯いてると、少し寂しい事を言われた。