「病院は、行かなくて大丈夫なの?」



「お父さんが…出張から帰って来たら、こっちに来てくれる筈です…。だから、その時に」



「それまでに何かあったら、言ってね?私が連れて行っても構わないから」



「はい…」



落ち着いて来た為、私は「帰ります」と、立ち上がった。

制服でもないから、ここには放課後まで居れないし。



「…送る」



「それが良いわね」



勝手に進む、2人の会話。

「1人で大丈夫」と伝えるも。



「良いから!」



そう、言われてしまった。

日高先生となら、良いかも知れないけど…。