LAST LOVE〜命を懸けた42.195km〜【完】

「理科を担当してます、小林です」



「先生…疑ったのは悪かったけど、社会の窓が開いてる」



「え!?――うわぁ!すいません!!;;」



慌ててスラックスのチャックを上げる小林先生に、おじさんは「教師に見えねぇ」と、溢した。

それは、私も少し思った。

どこか抜けてる人。



「失礼しました。それで、唐突なんですが、清木場さんと、高槻の関係は?」



「エリックとサッコが幼なじみって事だ」



「“サッコ”?」



「この子のあだ名だ。娘も同然な関係だな」



おじさんが、私の頭を撫でながら言うと、「そうですか!では、お任せします」と、小林先生は私を引き渡した。