LAST LOVE〜命を懸けた42.195km〜【完】

想定外の出来事は、簡単に解決させれなかった。

涙を流す事も、忘れてしまう程。

担任の先生は、私を信じてはくれなかった。

私よりもお金持ちの子たちが居て、その子たちに甘かった。

だから、私を信じてくれる人を探す為に、私はここへと来た。

知る人が居ない場所だけど、住めば都。

居心地の良い土地になる筈。

髪型も、茶色に染めて、パーマを当てた。

眼鏡は黒縁から、赤のオシャレなのに変えた。

ちょっと気分が明るくなったような気がする。

もう、卒業を控えた高校3年。

いじめは嫌。

友達は出来なくて良い。

ただ、無事に卒業証書を抱えて、実家に帰りたい。