LAST LOVE〜命を懸けた42.195km〜【完】

けど、私には関係のない話。

聞かなかったフリをして、おしぼりを折り紙に見立てて鶴を折った。



「お前は絶対、おしぼりで何か折るよな」



「そうだね」



マラソンを取り上げられ、携帯に執着心がないから、手持ちぶさたの時は、こんな事ばかり。

折り込みチラシは折り紙ついでにくず入れを作ったりもする。



「私は才能も何もないから」



鶴を崩して、花にしてみた。

病気が治れば、マラソンでも何でも出来るのに。

やりたい事がある人が、凄く羨ましい。

見付けようとすらしない、私が悪いんだけど。