LAST LOVE〜命を懸けた42.195km〜【完】

「おじ様!この子ばかりと話してたら、拗ねますよ?」



一瞬の隙を狙い、彼女がおじさんに話し掛ける。

「すまんすまん!」と言って、話を聞いてるおじさんは、私を気にしてか、何度かチラチラと見て来る。



「エリック!サッコに何か注文してやれよ!」



「んで俺が…」



キレ気味のエリックは、渋々メニューを開いてる。

私、邪魔者だったんじゃないだろうか。



「私…そろそろ」



「卵焼き、好きだろ?」



帰ろうとした私に、エリックが言った。

…“好きだろ”?



「違うよ」



「あんだけバクバク食っといてか」



馬鹿だね、エリック。