LAST LOVE〜命を懸けた42.195km〜【完】




放課後、奈緒香と帰る事にした。

聖美と千景は、授業で喋り過ぎた罰で、日高先生の手伝いらしい。



「…おじさん…?」



校門まで、他愛もない会話をしてると、電柱に凭れて煙草を吸ってる男の人を見付けた。

でも、昔から変わらない若々しいエリックのお父さんに、気付かない筈がない。

見慣れないスーツ姿だけど、わかる。



「お前…サッコじゃねぇかっ!」



「ごめん、奈緒香」



「知り合いなんでしょ?私は先に帰るから、また明日ね!」



奈緒香は気を利かせてくれて、1人で帰って行く。