付き合えなくても良いから、また笑い合ったりしたい。
それが、今の願い。
「あいつが悪いね」
「本当だよ。こんな可愛い咲恵子より秋葉とか」
「それ、名前を伏せてると言えるのかな?;;」
「言えない(笑)」
先生が来た為、奈緒香と千景は席へ戻って行く。
聖美は私に振り返ったまま。
「夏井聖美!前を向け!」
「先生は、そんなに私の顔を見たいんだね!」
「…アホは放って、授業だな」
窓の外を見ると、桜が風に舞って居た。
春は、呆気ない。
悲しむ間もない。
それが、今の願い。
「あいつが悪いね」
「本当だよ。こんな可愛い咲恵子より秋葉とか」
「それ、名前を伏せてると言えるのかな?;;」
「言えない(笑)」
先生が来た為、奈緒香と千景は席へ戻って行く。
聖美は私に振り返ったまま。
「夏井聖美!前を向け!」
「先生は、そんなに私の顔を見たいんだね!」
「…アホは放って、授業だな」
窓の外を見ると、桜が風に舞って居た。
春は、呆気ない。
悲しむ間もない。


