―2年後―



シティマラソンのスタート地点の市にあるグランドの控え室。

今日、私はこのマラソン大会へ出る事にした。

父親の心臓も完全に私の体の一部となり、子育ても安定したこの機会に。



「ママっ?ばぁば!じぃじ!エリック!」



「またサッコだけ、疑問系じゃねぇか!(笑)」



…本当にね;;

控え室で、うろちょろしていた我が子、恵汰ーケイターは、2才。

だいぶ喋れるようになり、みんなの名前を言えるのに、私だけ疑問系。

それを笑うおじさん。

そして、その後ろにはエリック。