窓から入る風で、千羽鶴がカシャカシャ音を起てて揺れる。
私はエリックの手を両手で包み込んだ。
男らしく大きい手。
でも、柔らかい、優しい手でもある。
「サッコ。飲むか?」
どこからか戻って来たおじさんは、イチゴオ・レのパックジュースを私にくれた。
「ありがとう」と受け取り、ストローを挿す。
「あまり長居はするなよ?サッコも、まだまだ休まないとな」
「私は大丈夫だよ。明後日には、退院するんだから」
術後から2週間で、体調も良く、退院が決まった。
私はエリックの手を両手で包み込んだ。
男らしく大きい手。
でも、柔らかい、優しい手でもある。
「サッコ。飲むか?」
どこからか戻って来たおじさんは、イチゴオ・レのパックジュースを私にくれた。
「ありがとう」と受け取り、ストローを挿す。
「あまり長居はするなよ?サッコも、まだまだ休まないとな」
「私は大丈夫だよ。明後日には、退院するんだから」
術後から2週間で、体調も良く、退院が決まった。


