「…どうして、暴れたの?」
「それは…」
おじさんは自分が座ってた椅子に私を座らせると、千羽鶴を出窓のカーテンレールにぶら下げた。
ため息を吐きながら、ベッドに腰を掛けると、私をチラッとだけ見て、エリックを見た。
「こいつな…事故の瞬間しか記憶にないんだよ。他の記憶が抜けてて、俺たちに…“触るな”って、暴れた」
「…そんなッ…」
“記憶が抜けてる”?
おじさんたちだけじゃなく、私も…?
「それは…」
おじさんは自分が座ってた椅子に私を座らせると、千羽鶴を出窓のカーテンレールにぶら下げた。
ため息を吐きながら、ベッドに腰を掛けると、私をチラッとだけ見て、エリックを見た。
「こいつな…事故の瞬間しか記憶にないんだよ。他の記憶が抜けてて、俺たちに…“触るな”って、暴れた」
「…そんなッ…」
“記憶が抜けてる”?
おじさんたちだけじゃなく、私も…?


