みんなが、居てくれるから。



「咲恵子…。私…おばちゃんじゃぁん…ッ!」



「…そうなるね(笑)」



涙を流す時。

笑みを溢す時。

傍に居てくれる、みんなのお陰。



「エリックも親父になるなら、何としてでも、起こそうな!」



「小林より早くに子持ちだな」



「仕方ないって。ドジっつか、間抜けなとこあるし」



ーードン…ッ



「教師に“間抜け”言うな」



…小林先生;;

勢い良くドアを開き、半ギレ状態で入って来た先生は、私に本屋さんの袋を渡した後。

西ヶ谷君と奈緒香の頭に拳骨を落とした。