朝を迎え、咲恵子とエリックの、手術もそれぞれ終えた。

同じICUに眠る2人。

おじさんと咲恵子ママは、子供たち付き添い。

将希は小林先生に凭れて寝てる。



「私、何か買って来るね…」



「1人で大丈夫か?」



「大丈夫…」



病院を出て、外の空気を吸いたくなった。

私が泣いてたら、おじさんたちが泣けない。

励ましたり。

信じるのが、私の役目なんだから。

けど、1人の時は、メソメソしても良いよね…?

不甲斐なさが、凄く嫌。

親友と家族が、苦しんでるのに。

…辛すぎる…。