「お母さん…」
『何?』
「…何でもない…」
さっき、決めたのに。
エリックに連絡を取って貰おうなんてダメ。
父親も、仕事に戻るんだから。
窓の空が気になる。
「…死の合図…?」
『咲恵子っ!!』
母親に怒られ、口を閉ざした。
下唇を噛み、痛みを感じて、“生きてる”と自分に教えた。
『――高槻さんッ!!』
上がりっぱなしの受話器から、母親を呼ぶ誰かの声が聞こえた。
母親はその人に駆け寄ってしまい、私は1人、戻って来るのを待った。
隣接するナースステーションからは、バタバタと激しい足音。
『何?』
「…何でもない…」
さっき、決めたのに。
エリックに連絡を取って貰おうなんてダメ。
父親も、仕事に戻るんだから。
窓の空が気になる。
「…死の合図…?」
『咲恵子っ!!』
母親に怒られ、口を閉ざした。
下唇を噛み、痛みを感じて、“生きてる”と自分に教えた。
『――高槻さんッ!!』
上がりっぱなしの受話器から、母親を呼ぶ誰かの声が聞こえた。
母親はその人に駆け寄ってしまい、私は1人、戻って来るのを待った。
隣接するナースステーションからは、バタバタと激しい足音。


