夜、看護師さんに起こされ、目を開くと。
ガラス越しにエリックが見えた。
ガラスに手を当て、私を見てる。
父親が起きた私に気付くと、エリックの肩を抱きながら、受話器を上げた。
『話し掛けてやって』
『はい…。サッコ?俺だ』
「エリック…会いたかったよ…」
『俺も、会いたかった』
エリックの声だけで、起き上がる体力もないのに、元気になった気になる。
一種の麻薬にも感じる。
「いつも…手紙…ありがとう」
『大した事は、書いてないけど、みんな待ってる』
私も、聖美たちに会いたい。
みんなで、学校で話したいよ。


