LAST LOVE〜命を懸けた42.195km〜【完】

「…あれ?小林?」



「咲恵子!先生っ!」



コースから離れてるのに、何故か聖美と将希君の声が聞こえて来た。



「お前らサボってんなよ;;」



「ジャージ裏返しで煩い!それより、咲恵子は大丈夫なの?!」



「はッ!早く言え!;;」



気付かなかったけど、やっぱりどこか抜けてる人だよね、先生。



「聖美…」



「咲恵子…大丈夫?」



「と…将希君は……」



「咲恵子…!?」



「仲良く居てね……」



きっと、私が悪い考えしか浮かばなかっただけ。

でも、そう思ったのも、何か原因はある。

だから、2人は何事も乗り越え。

気にせず、仲良く居てね。



「咲恵子ーーっ゛!!!!」