ーーバンッ

しかし、勢いよく開いた扉の音で固まった。

何事かと振り返ると、金髪の男女が。

…え…?



「相変わらず、エリックは煩い」



「嘘でしょ…」



連絡が途絶えたエリック。

優しい雰囲気だったエリックは、厳つい雰囲気で、別人のように変わっていた。



「ごめんねぇ!エリックが起きなくてさぁ!」



「どうせ、朝までヤってたんでしょー?」



「まぁね(笑)」



エリックに彼女が出来てたって、今はどうでも良い。

だけど…私が好きだったエリックは、どこに行ってしまったんだろう。

いつか、再会を願ってたけど。

…違うよ…。