LAST LOVE〜命を懸けた42.195km〜【完】

木に凭れながら、皆藤先生を見ると、数人の男子と走ってる。



「何でかなぁ…」



「似てるから」



…それはわかってる;;

私が言いたいのは、一見は普通に良い先生なのに、何で生徒が似てるからって事なのに。

冷静に突っ込まれてしまった。



「私は生徒ですよ?」



「でも、同じ人間なんだよな」



「…ですね」



ドジなのに、会話では冷静。

私は欠点を言ってあげようと、小林先生を下から上。

上から下へと見た。



「今日はちゃんとしてますね?」



「朝、日高先生に注意された;;」



どこがおかしかったんだろう。