「高槻…ちょっと」



私が西ヶ谷君に手を軽く振ってると、小林先生が来た。



「先生も授業なかったんですか?」



この学校の先生は、暇なのだろうか。

なんて、そんな事も聞けず、「あぁ」と答えた小林先生について行き、木陰で話をする事に。



「生徒にお願いするのも何だが、皆藤先生に一線を引いてやってくれ」



「……へ?」



私は何をお願いされてるのか、意味もわからず首を傾げた。



「つまりな?皆藤先生は、高槻が好きだ」



「……え?何でですかッ!?」



…私、何かしたかな。

接点とか、授業でしかないよね?