汗を拭いながら、オタクは



楽屋 あいり様



と、書いてあるドアに手を伸ばした。



コンコン…



「あいりたんのファンの者っはあっはあっ」



「どうぞ。」


大好きなあいりたんの部屋に



入るなんて…



僕は幸せ者だおっ!



――――……