ほんの少しの勇気があれば



「好き」


頭で考えるよりも、言葉が先に出ていた。



「大沢くんが、好きなの」



ずっと、言いたかったの。

ずっと、ずっと、伝えたかったの。



知ってほしかったの。

少しは私のこと、意識してほしかったの。





「遠藤……」



“遠藤”じゃなく、“アカリ”って呼んでほしかったな。



特別に、なりたかったな。






「俺は、
遠藤のこと、中1の頃からずっと好きだった」