「待って、送るよいちご!」


「え、大丈夫です。まだ明るいし。」


「送らせて、彼女を守るのは彼氏の仕事でしょ。」


「あ、ありがとうございます。」


そういうものなの?


「これから毎日送り迎えするから。

 
 できないときもあるけど。

 
 いちごの周りに俺の存在知らせないと、

 
 意味ないでしょ。

 
 大体の予定あとでメ-ルして?」


「はい。」



「守貴。」


「え、?」


「俺の名前。」


「もりたか?ちょっと呼びにくいな。


 モーリて呼んでいい。」



「なんか、恥ずいな、じゃ俺はいちごでいいか?」


「うん。」