ふわふわの長い髪とパッチリした大きな瞳が特徴的な子。
もう一人は、黒くて真っ直ぐな髪と細くて白い手足が綺麗な子。
黒い髪の子が言った。
「・・・確かに顔は格好良いよね」
ズキッ。
心に棘が刺さるような痛み。
・・・何、これ。
「え~、それだけじゃなくて優しいよ?
この前ね、私が一人でカウンターを運んでたらね、『俺、やります』って言って、手伝ってくれたの!」
心に刺さった棘が抜けない。
小さな小さな棘でも、じわじわと痛みが広がり続ける。
「すっごく格好良かったんだよ?」
嫌。
何でだか分かんない。
私にそんな権利なんて無いのに、・・・そんなこと言わないで欲しいと思ってしまった。
聞きたくない。

