[昴ver]


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俺は、泣きながら話す彩ちゃんをそっと抱きしめた。


「ごめんな…」


俺のせいで彩ちゃんは傷ついた。

顔にも、心にも。


彩ちゃんの抱きしめる力はだんだん強くなる。



「いたい…」


「あ、ごめん!!」



少し緩めるが、絶対に離さない。

それが少しでもの償い。


俺は心の中で誓った。

彩ちゃんは俺が守る。