放課後。 「彩ちゃん、ちょっと来て」 俺は病室に彩ちゃんを呼んだ。 「どうしたの??」 「彩ちゃん、その頬の傷はどうした??」 「え、だから、教室に行く途中でこけて…」 「本当は??」 …。 少し沈黙があってから、 「私が、嘘付いてるって言うの??」 少し震えた声で言った。 さっきまで、俺の目を見ていたが今はそらしている。 「俺にはそう見える」 その言葉に、 だんだん彩ちゃんの目が涙目に変わっていった。