翌日。



私は歩けるくらいにまで回復していた。

今日からなんでも食べていいらしいし、私は絶食という大きな壁を越えた。


お母さんも、私の元気な顔を見て帰っていった。




コンコン。



「どうぞ」


「彩ちゃん、調子どう??」


「昴君、院内学級は??」


「今昼休み中」



「チーッス!!」


「翔君まで…」



私は、嬉しくて仕方がなかった。