昴君は悪くないのに。 勝手に泣いた私が悪いのに、どうして謝るの?? 「すっ…昴くっ…ん、ぐすん」 「どうした??」 壊れやすいものをそっと拾うような優しい声で、昴君は聞き返してくれた。 「笑っ、てね…、ぐすん」 それから、昴君の返事はなく、ただ優しく撫でてくれた。 「じゃぁ、おやすみ」 最後は、昴君の顔を見ずに病室に戻っていった。