ガラ――。


「おかえり、トイレ長かったな!!」


「そうなの、ごめんね」


翔君はさっきと変わらない笑顔で話してくれた。


だけど、昴君は目すら合わせてくれない。


そしてもう1つ。

翔君と昴君の間に嫌な空気が流れている。