「あ、あの、私この辺で失礼しますね!!おじゃましました~」


そう言って、彩ちゃんは出て行ってしまった。

ごめんね。


俺は心の中で今は謝ることしか出来なかった。



「なんか、あの子うざぁい!!
ってか、私以外昴の病室にも入って欲しくないし」


「もう、帰ってくれない??」



彩ちゃんのことを悪く言う美織になぜかイライラした。

今までは、別に美織に言われてきた子に同情はしたが、
美織にそこまで怒りはわかなかった。


何でなんだろう。



「どうしたのよぉ、昴。いつもとなんか違ぁう!!」


「俺も入院して、ストレスたまってんだよ!!
いいから、帰ってくれないか??」