チラッと昴君を横目で見ると、昴君は少し、困ったような嫌なような顔をしていた。 「あ、あの、私この辺で失礼しますね!!おじゃましました~」 この空気から早く逃げ出すために、 私は急いで自分の病室に戻った。 「あぁ~、怖かった」 しかし、一体あの美織という子はなんなんだろう。 昴君の彼女?? そう考えると、少し胸がギュッと苦しくなる。 なんだろう、この感覚…、嫌だな。 私は少し仮眠をとることにし、ベットに横になった。