付いて行った先は、私の病室の隣。 隣だったなんて、全然気づかなかった。 「昴君、病室ここだったんだぁ」 「そう、彩ちゃんの隣」 「あれ??何で私が隣にいるの知ってたの?? 確か言ってなかったよね…」 「いや、その、入院してきて入るところ見てさ。 おじいちゃんおばあちゃんだらけのここで、 同い年ぐらいの子が来るの嬉しかったから」 「そうだったんだ…」 そのまま、私は昴君が座った病室のベットに、 私も続いて隣に座った。