「何ガンなの??」 「肝臓ガン。でも、まだ早期発見出来たみてぇだし、大丈夫だよ!!」 横目で昴君を見ると、昴君は言葉を失っていた。 「そ、そうだよ!!まだ若いんだしね!!! あ、さっきの数学の問題、全然私分からなかったの!教えてくれない??」 必死で話を変えようとした。 「あ、さっきのやつね。いいよ」 それに我に返ったのか、昴君も話し始めた。