――――――――――――* 今日も青々とした空が広がる。 すっかり夏の空は消え、秋も終わりの空に変わろうとしていた。 「遅れてごめん!!」 「いいよ」 「うわぁっっ!!」 急いで走ってきたせいで、 私は自分で自分のヒールを蹴ってしまった。 そのまま昴君に一直線にこける。 「ったく、彩ちゃんは危なっかしいな」 しかし、昴君は私を優しく受け止めてくれた。 「ごめんなさい!!」