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今日も青々とした空が広がる。

すっかり夏の空は消え、秋も終わりの空に変わろうとしていた。



「遅れてごめん!!」


「いいよ」


「うわぁっっ!!」



急いで走ってきたせいで、

私は自分で自分のヒールを蹴ってしまった。



そのまま昴君に一直線にこける。



「ったく、彩ちゃんは危なっかしいな」



しかし、昴君は私を優しく受け止めてくれた。



「ごめんなさい!!」